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【栄養士が解説】白だしは幼児食に使える?薄め方と簡単レシピ5つ

白だしを使ったうどんを笑顔で食べる幼児と5つのレシピの写真 献立・レシピ

白だしが1本あれば味が決まると聞いて、使ってみたくなったことはありませんか。ただ、子どもに使っても大丈夫なのか、どのくらい薄めればよいのか、迷ってしまいますよね。

結論からお伝えすると、白だしは幼児食にも使えます。ただし大人用の薄め方のままでは塩分が多すぎるので、薄める割合を変えてください。

この記事でわかること
  • 白だしに含まれる塩分の量
  • 年齢別の薄め方の目安
  • 白だしで作れる簡単レシピ5つ
  • 時短につながる使い方
  • 幼児食に向く白だしの選び方
ママ

白だしは便利そうですが、子どもに使って平気なのか不安です。

栄養士

薄め方さえ押さえれば大丈夫ですよ。むしろだしがきいているぶん、塩分を減らしてもおいしく作れます。

この記事では、病院で幼児食を作っている栄養士の立場から、白だしの使い方を具体的な数字でお伝えします。そのまま作れるレシピも5つ用意しました。読み終えるころには、白だしを安心して使えるようになっているはずです。

白だしを幼児食に使うときの注意点

白だしを幼児食に使うときの注意点を解説する章の見出し画像

白だしは、だしに白しょうゆや塩などを合わせた調味料です。手軽においしくなる一方で、見落とされやすいのが塩分の多さになります。まずは何にどれくらい含まれているのかを知っておきましょう。数字がわかれば、必要以上に怖がることもなくなります。

白だしに含まれる塩分量

白だしの食塩相当量は、小さじ1あたりおおよそ0.7g前後です。しょうゆの小さじ1が約0.9gなので、やや少ない程度と考えてください。

1〜2歳の1日の塩分目安は3g未満です。白だしを大人と同じ感覚で使うと、1食で目安の半分近くに達してしまうこともあります。

調味料(小さじ1)食塩相当量の目安
白だし約0.7g
しょうゆ約0.9g
みそ約0.7g
塩約6.0g
調味料に含まれる塩分の比較(商品によって異なります)

商品による濃さの違い

白だしの濃さは、商品ごとにまったく違うものだと考えてください。同じ分量を使っても、仕上がりの塩辛さは大きく変わってしまいます。

  • 10倍希釈タイプ
  • 16倍希釈タイプ
  • 減塩タイプ

買い替えたときは、必ずボトルの表示を確認してください。前と同じ感覚で使うと、急に味が濃くなってしまうことがあります。

使ってよい時期の目安

白だし自体は、調味料が使えるようになる1歳半ごろから少量なら使えます。ただし離乳食期は、だしだけで十分おいしく食べられる時期です。

時期ごとの考え方
  • 離乳食期はだしのみで十分
  • 1歳半ごろからごく少量なら可
  • 3歳以降は少しずつ幅を広げる

早く使い始める必要はまったくありません。かつお節や昆布のだしで薄味に慣れてから、少しずつ取り入れていくのが理想です。

年齢別の白だしの薄め方

年齢別の白だしの薄め方を示す章の見出し画像

ここがこの記事でいちばんお伝えしたい部分です。白だしのボトルに書かれている希釈の目安は、大人向けに作られています。幼児食で使うときは、そこからさらに薄める必要があります。年齢別の目安を表にまとめたので、作るときの基準にしてください。

用途大人向けの目安1歳半〜2歳3歳〜5歳
お吸い物・スープ1:151:25〜301:18〜20
煮物1:10〜121:20〜251:15〜18
おひたし・あえ物1:8〜101:18〜201:12〜15
白だしの希釈倍率の目安(16倍希釈タイプを基準にしています。商品の表示をあわせてご確認ください)

1歳半から2歳の薄め方

この時期は、大人の2分の1以下の濃さが基準になります。表の数字は、大人向けの希釈からさらに1.5〜2倍ほど薄めた割合です。

味見をして「少し物足りない」と感じるくらいがちょうどよい濃さです。子どもは大人より味を感じる力が強いため、薄くても十分に満足できます。

  • 大人向けからさらに2倍近く薄める
  • 味見は大人の感覚で物足りない程度
  • だしの香りで満足感を出す

3歳から5歳の薄め方

3歳を過ぎると、大人の2分の1程度まで進められます。腎臓の発達が進み、処理できる塩分量が増えてくるためです。

3歳からの進め方
  • 大人向けの1.2〜1.5倍に薄める
  • 急に濃くせず段階的に進める
  • 汁は飲み干さない前提で調整

汁物は、具だけを食べて汁を残す前提にすると塩分を抑えられます。器に注ぐ量を少なめにしておくのも1つの方法です。

大人用から取り分ける方法

家族の分と一緒に作るときは、味をつける前に取り分けるのが基本になります。すでに味がついている場合は、湯や無塩のだしで薄めてください。

  • 白だしを入れる前に取り分ける
  • 味がついていたら湯で2倍に薄める
  • 具だけ取り出して別のだしに入れ直す

具だけを取り出して薄いだしに入れ直す方法なら、塩分をほとんどカットできます。汁物では特に使いやすい方法でしょう。

白だしで作る幼児食レシピ5つ

白だしで作る幼児食レシピ5つを紹介する章の見出し画像

ここからは、白だし1本で作れるレシピを5つ紹介します。どれも特別な材料は使わず、スーパーでそろうものだけで作れます。分量は1歳半から2歳を基準にしているので、3歳以降は白だしを少し増やして調整してください。大人の分と一緒に作れるものを選びました。

鶏と野菜のやわらか煮

鶏肉と根菜をやわらかく煮た、主菜になる1品です。多めに作って冷凍しておくと、忙しい日に助かります。

材料(子ども2食分)分量
鶏むね肉60g
にんじん40g
大根40g
水200ml
白だし小さじ1と2分の1

野菜を1cm角に切り、水から10分ほど煮てください。やわらかくなったら一口大の鶏肉を加え、火が通ってから白だしを加えて5分煮ます。最後に火を止めて10分置くと、味がよくしみ込むでしょう。

白身魚の煮つけ

淡白な白身魚に、だしの香りをきかせた1品です。骨の少ない切り身を選ぶと安心して食べさせられます。

材料(子ども2食分)分量
たらや鯛などの切り身60g
水150ml
白だし小さじ1
しょうが(好みで)少々

鍋に水と白だしを入れて沸かし、骨と皮を取った魚を入れます。弱火で7〜8分煮れば完成です。煮汁は塩分が濃くなっているので、かけすぎないようにしてください。

小松菜と豆腐のおひたし

鉄分とカルシウムを同時に補える副菜です。数分で作れるので、もう1品ほしいときに重宝します。

材料(子ども2食分)分量
小松菜60g
絹ごし豆腐50g
水大さじ2
白だし小さじ3分の1

小松菜をやわらかくゆで、水気をしっかり絞ってから5mm幅に刻みます。水で薄めた白だしであえ、くずした豆腐を混ぜれば完成です。水気を絞ることで、食べやすい口当たりになります。

具だくさん野菜スープ

1杯で複数の野菜がとれる、栄養バランスの助けになる汁物です。冷蔵庫の残り野菜を使い切る役割も果たします。

材料(子ども2食分)分量
玉ねぎ・にんじん・キャベツなど合わせて80g
水250ml
白だし小さじ1

野菜を5mm角に切り、水から12分ほど煮ます。やわらかくなったら白だしを加えてひと煮立ちさせてください。玉ねぎをじっくり煮ると自然な甘みが出て、少ない塩分でも満足できます。

やさしい卵とじ

たんぱく質を手軽に補える、朝食にも使える1品です。前日の残り野菜を加えれば、それだけで栄養が整います。

材料(子ども2食分)分量
卵1個
玉ねぎ30g
水100ml
白だし小さじ2分の1

薄切りの玉ねぎを水と白だしでやわらかく煮ます。溶き卵を回し入れ、ふたをして弱火で2分加熱すれば完成です。しっかり火を通すことを忘れないでください。

白だしを使うときの時短テクニック

白だしを使った時短テクニックを紹介する章の見出し画像

白だしの本当の価値は、味が決まることよりも手間が減ることにあります。だしを取る工程がなくなるだけで、調理時間はかなり短縮できるでしょう。ここでは、忙しい日に効く使い方を3つ紹介します。どれも今日から取り入れられるものばかりです。

作り置きへの活用

休日に野菜を白だしでゆでておくと、平日の副菜がすぐに用意できます。味がついているので、そのまま出すだけで1品になるでしょう。

  • ゆで野菜を薄い白だしに浸す
  • 小分けにして冷蔵保存
  • 2〜3日を目安に使い切る

浸しておくと時間とともに味がしみていきます。初日は薄めに感じる程度で作っておくとちょうどよくなるでしょう。

取り分けのタイミング

大人の料理から取り分けるなら、白だしを入れる直前がベストです。具材に火が通った段階で子どもの分を取り出します。

取り分けてから子ども用に薄い白だしで味をつければ、二度手間になりません。煮物やスープなど、ほとんどの和食でこの方法が使えます。

取り分けしやすいメニュー
  • 野菜の煮物
  • 具だくさんの汁物
  • 茶わん蒸しや卵とじ

冷凍との組み合わせ

白だしで煮た料理は、冷凍しても味が落ちにくいのが利点です。小分けにしておけば、必要な分だけ解凍できます。

  • 製氷皿で少量ずつ冷凍
  • 2週間を目安に使い切る
  • 日付を書いて管理する

煮汁ごと冷凍すると、解凍したときにパサつきません。ただし煮汁には塩分が集まっているので、食べるときは具を中心にしてください。

幼児食に使う白だしの選び方

幼児食に使う白だしの選び方を解説する章の見出し画像

白だしは商品ごとに中身が大きく違います。子どもに使うものだからこそ、選ぶ基準を持っておきたいところです。ここでは、ラベルのどこを見ればよいかをお伝えします。この3点を押さえれば、売り場で迷うことはなくなるでしょう。

食塩相当量の見方

ラベルの栄養成分表示で、まず食塩相当量を確認します。100mlあたりで書かれていることが多いので、小さじ1に換算して考えてください。

  • 100mlあたりの表示を確認
  • 小さじ1は約5mlとして計算
  • 商品どうしを同じ単位で比べる

表示が100mlあたり14gなら、小さじ1でおよそ0.7gという計算です。この計算ができると、どの商品でも塩分を把握できるようになります。

原材料の確認ポイント

原材料は、使われている量が多い順に書かれています。だしの材料が前のほうにある商品ほど、だし感が強いと判断できるでしょう。

確認したい原材料
  • かつお節や昆布の記載
  • 化学調味料の有無
  • 保存料や着色料の有無

だしがしっかり出ている商品は、薄めてもうまみが残ります。結果として塩分を減らしやすくなるため、幼児食には向いているといえるでしょう。

減塩タイプという選択肢

最近は減塩タイプの白だしも増えてきました。幼児食に使うなら、こちらを選ぶと調整が楽になります。

私自身がまだ試せていないものの、気になっているのが味とこころの特選料亭白だし「四季の彩」です。公式情報によると、かつお節や昆布、椎茸のだしに有機白醤油を合わせた16倍希釈タイプで、通常版のほかに減塩タイプも用意されています。

  • だし感が強いと薄めてもおいしい
  • 減塩タイプがあると調整しやすい
  • お試しセットから始められる
\ お試しセットから始められます / 四季の彩の公式サイトを見る

※ 商品の詳細・価格・送料は公式サイトをご確認ください

だしがきいた白だしを選べば、薄めてもうまみが残ります。どの商品を選ぶ場合でも、この視点で比べてみてください。

白だしと幼児食のよくある質問

白だしと幼児食のよくある質問に答える章の見出し画像

白だしについては、使い方に迷う声を多くいただきます。ここでは代表的な質問にお答えします。気になるものから読んでみてください。どれも今日から取り入れられる内容です。

離乳食に使ってよいか

離乳食の時期は、白だしを使わずかつお節や昆布のだしだけで十分です。素材の味に慣れることが、この時期のいちばんの目的になります。使い始めるなら、調味料が使えるようになる1歳半ごろからにしましょう。

めんつゆとの違い

めんつゆは砂糖やみりんが入っていて甘みが強く、色も濃いのが特徴です。白だしは甘みが少なく、素材の色を活かせます。塩分量はどちらも近いため、薄め方への注意は同じように必要です。

毎日使っても問題ないか

薄め方を守っていれば、毎日使っても差し支えありません。ただし白だしだけに頼ると、味が単調になりやすい面もあります。みそやしょうゆと組み合わせて、味の幅を持たせるとよいでしょう。

開封後の保存方法

開封後は冷蔵庫で保存し、1〜2か月を目安に使い切ってください。常温に置くと風味が落ちやすくなります。少量ずつ使う家庭では、小さいサイズを選ぶと無駄が出ません。

手作りのだしと比べてどうか

栄養面では、手作りのだしと大きな差はありません。ただし白だしには塩分が含まれている点が違います。時間がある日は手作り、忙しい日は白だしと使い分けるのが現実的です。

まとめ

記事のまとめの章の見出し画像

白だしは、薄め方さえ押さえれば幼児食にも使える便利な調味料です。だしがきいているぶん、塩分を減らしてもおいしく仕上げられます。

白だしの使い方のおさらい
  • 小さじ1の食塩相当量は約0.7g
  • 1歳半〜2歳はお吸い物で1:25〜30
  • 3歳〜5歳は1:18〜20
  • 味付け前の取り分けが基本
  • だし感の強い商品ほど薄めやすい

この記事のレシピは、そのまま作っていただいて構いません。作りながら、ご家庭に合う濃さを見つけていってください。

便利な調味料を使うことに、うしろめたさを感じる必要はまったくありません。手間が減ったぶん、お子さんと向き合う時間が増えるほうがずっと大切です。

味付けの基本は幼児食の味付けの目安、毎日の献立は2歳児の1週間献立もあわせてご覧ください。

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